【体験談】失敗だらけの月経カップデビュー。マニア妖子のデビューエピソード。
こんばんは、妖子です。
そういえば、動画でも、ブログでも、扱ったことなかったなぁ~・・・
ということで、今日は妖子自身の
月経カップデビューエピソードを、シェアいたします!
私は
サイズ選びで大失敗した典型例
です。
これからデビューする人に、同じ過ちを犯して欲しくないので、熱を入れて書きます!
それでは今日も、元気に行ってみよう!
用語集はこちら!
妖子と月経カップの出会い
2017年10月。
カナダに(一瞬)住んでいた私は、週末のドラッグストアを散歩するのが、習慣になっていました。
その日もなんとなぁく、店内をブラブラしていると、馴染みのないパッケージが、視界に飛び込んできたのです。

※この頃は旧パッケージ
「生理用品コーナーだよね?この透明カップ、なに?」
その時、手にした商品こそ、まさに月経カップ。
世界で最も売れていて、最も有名な「ディーバカップ」でした。
好奇心旺盛だけが取柄の私は、瞬時に着火。
「経血を溜める?!繰り返し使える?!
おもしろ!」
メンバーズカードのポイントが貯まっていたのも手伝って、躊躇することなく、購入に至ったのでした。
今でも忘れられないのが、貯まっていたポイントが、過不足なくディーバカップの金額分だったこと。
このあたりから、ご縁が始まっていたのかもしれません。
ただ、残念ながら、このディーバカップ、私には長すぎて、現在利用することはありません(ちなみに、この時購入したのは、大サイズ)。
でも、今にして思えば、
「サイズが合っていなかった」というのもポイントなのです。
この時、自分にぴったりサイズの月経カップを選べていたら、間違いなく、
月経カップマニアは、誕生していません。
YouTubeで動画を投稿したきっかけは、この時の失敗だからです。
そんなことも含めて、あのドラッグストアに、ディーバカップ以外のブランドが置いてなかったことも、運命だったなと思うのです。
説明書も読まずに気合でIN
さて、そんな唐突な出会いにより、月経カップが手元にやってきました。
7年前のことなので、煮沸消毒したかは覚えていません。
なんなら、説明書も読んでないと思う(爆)。
生理は来てなかったけれど、使ってみたい気持ちが先走ってしまい、
パッケージの裏に書いてあった簡単な図解を頼りに、とりあえず、挿入チャレンジすることに。
当時の家のシャワールームは、トイレ・洗面所・シャワーが同じ空間にある、
THE海外な構造で、とても広く、床が全面タイル張り。

※写真はイメージです。
仮に経血をこぼしても、すぐに洗い流せる、ありがたい環境でした。
「これなら、本番もストレスフリーだ!」と、喜んでいたことを思い出します。
下半身だけすっぽんぽんになり、パンチダウンフォールドで、いざ挿入。
・・・・・
入らない。
角の部分が、入り口に引っかかってしまって、
入らない。
タンポンすら、まともに使えなかった私だったので、多少の恐怖もありました。
どれくらいの力加減で、押し込めば良いかわからず、
出しては入れ、出しては入れ、を繰り返し、いつの間にか、上半身は汗でぐちゃぐちゃ。
上半身もすっぽんぽんになって(結局全裸)、チャレンジ続行。
時間にして、どれくらい格闘したかは覚えていませんが、
最終的に、挿入に成功した秘訣は、「多少の痛みを覚悟して、思い切り押し込む」でした。
今でこそ、挿入のコツや、痛み緩和の秘訣なんかを、発信していますが、
かく言う私の挿入デビューは、
力技でした。笑。
幸いなことに、ディーバカップは、硬さも弾力も標準なので、トラウマになるような痛みを経験することなく、
なんとか、挿入は成功!!
挿入が成功して、メチャクチャ興奮していたので、
開いているか、装着位置は正しいのか、取り出せるか、まで頭は回りませんでした。
興奮状態のまま、ベッドの上でダラダラ過ごし、挿入から30分絶ったところで、取り出しにチャレンジすることにしました。
取り出しに大苦戦
ここで今一度、おさらいです。
・月経カップの予備知識ゼロ
説明書読んでなくても、それだけカップが出てれば、余裕で取れるでしょ!!と、思ったら
大間違いです!
取り出しで一番大事なのは、密閉解除。
そして、カップの折り畳み。
説明書もまともに読んでいないのだから、知る由もなく・・・。
何もせずに引き出そうとしたら、普通に痛い。
折り畳まずに、引き出したら、膣口裂けそう。
冷や汗をかきながら、引っ張る→痛い、を繰り返し、
実践の中で、気づきました。
「おぉ、リム付近を押すと、空気が入る!」
「つぶして小さくすれば、痛くない!」
今から思えば、本当に非効率でしたが、
なんとなく、取り出しも成功し、練習終了。
あとは、生理本番を待つのみ!
生理本番の記憶なし
生理本番の使用の記憶は、ほとんど残っていません笑。
おそらく、トラブルなく、スムーズに使えたから、記憶に残らなかったのでしょう。
ただひとつ、鮮明に覚えていること。
「うぉ~~本当に溜まってる!!そして、漏れてない!」
「感動!」
あの感動は、一生記憶の片隅に、残り続ける気がします。
初めて溜まった時の感動。
初めて漏れなしを体験した時の感動。
これらは、1度しか味わえないので、
あの瞬間は大事にして欲しいです!
サイズが合ってなくて衝撃
ディーバカップデビューから約1年半。
月経カップの海外サイトを読んでいて、気づいたのです。
「ディーバカップ、私に合ってない」と。
衝撃でした。
それでもナプキンに比べたら、天と地ほどの差で、月経カップの方が快適だったわけで、
サイズが合っていたら、どれだけ楽なのだろうか・・・。
日本語では、欲しい情報がなく、
海外の情報サイトを必死になって、読み漁り、
2個目の月経カップ「ルネット」に出会ったのでした。

※当時は旧パッケージ。
ルネットを決める過程で、世の中には、たくさんの月経カップが存在することを知ります。
「この世には、もっともっと、生理を快適にしてくれる月経カップが、あるのではないか?」
2個目の月経カップを探し始めたあたりから、「月経カップマニア」が覚醒したのでした。
QOL改善に目覚める
月経カップデビュー後、「生理痛やPMSも、なんとかしたい」と思い、低用量ピルの服用をはじめました。
それが、2019年2月のことです。
今では、低用量ピル×月経カップで、平穏&快適な生理生活を過ごしています。
なんなら、月経カップが娯楽になってしまい、エンターテインメントの一つとして楽しんでいます笑。
『月経カップをエンタメとして活用して欲しい』などとは、1mmも思いませんが(特殊なので)、
それでも、今の日本には、意識の改善が必須だと思います。
「生理は仕方ない」。
生理と共に生きる、ほとんどの日本人の思考回路は、コレだと思います。
月経カップに出会う前の私も、そうでした。
でも、ハッキリ言いましょう。
仕方『なく』なぁぁぁい!!
そもそも生殖動物にとって、
生理は必ずしも、必要な機能ではありません。
なのに、なぜか人間には存在する。
さらに、存在するからと言って、毎月なければならないのか、というと、そういうわけでもない。
ここを深堀りすると、イライラしてくるので、あまり考えないようにしていますが笑、
生理はなくて良いんです!!。
極端な生理不順や、ダイエットで生理が止まるというのは、異常なので、
勘違いしないで頂きたいのですが、
仕組みを理解して、医師の指導のもとであれば、
生理を完全に止めてしまっても、問題ないのです。
皆さんは、自分の生理に満足ですか?
困っていませんか?
まずは、知ることから、始めてみてください。
伝えたいこと
私の月経カップデビューのエピソードから、皆さんに伝えたいのは、一つだけです。
「予習、絶対!」。
説明書も、絶対読むこと!!
※説明書は、100%正しいわけではありません。
当時は、ローサベ/ハイサベなどの概念はありませんし、
「取り出せなくなって病院のお世話になる」というエピソードが、世の中に存在することも知りませんでした。
準備をしなかった(=知識がなかった)故に、余計な心配をしなかったのは、ラッキーでしたが、
それで何事もなかったのは、結果論でしかなく、
私がハイサベだったら、準備不足ゆえに、取り出しの時に、大変な思いをしたことでしょう。
私は本当にラッキーだっただけ。
また、挿入に成功した後は、ずっと異物感がありました。
カップのお尻もステムも、膣から出ていたのですから、当然です。
でも、何が「正」なのかわからなかった妖子は、この状態で2年も、ディーバカップを使い続けることになります。
自分にぴったりのカップに出会った今となっては、
ディーバの使用は考えられません。
これからデビューする人には、購入前に、出来る限りの準備をすることをオススメします。
最後に
今でこそ、月経カップキャリア6年目、マニア活動4年目と、それなりの年数になってきましたが、
私にも初心者の時期は、当然ありました。
しかも、全く予習をせず、猪突猛進して失敗する、という、反面教師タイプの初心者でした笑。
誰もが最初は、初心者です。
失敗しても、必要以上に、落ち込まないで欲しいですし、
失敗を通して、自分の体と向き合うことが出来るようになる事実もあります。
でも!!
経験しなくて済むなら、失敗は避けたい!
それも、また本音。
ましてや、サイズ間違いなどは、その最たるもの。
相性は使ってみないとわかりませんが、サイズの選定はデビュー前に、出来ることがたくさんあります。
そこを伝えるために、この活動を始めたと言っても過言ではないですし、
活動4年目の現在は、ブログもYouTubeも、だいぶ充実してきたと自負しています。
これからデビューを考えている人、
2個目以降のカップ購入を検討している人、
手に入る情報はフル活用して、快適な生理ライフを送って欲しいです!!!
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