【徹底解説】月経カップは処女でも使えるの?処女膜の都市伝説についても教えちゃう!【マニアの妖子】

こんばんは、妖子です!


今日は、処女膜と処女と月経カップの関係性を学ぶ回でございます。


『タンポン以上のサイズを挿入したことがない』。


月経カップの使用を考えている人の中には、そうした人もいます。


「入るのかどうか」という不安と、


「処女ではなくなってしまうのではないか?」


という疑問を持っている人も多いことでしょう。


実は、処女膜・処女というトピックは、とってもスケールが大きくて、深いトピックなのです!


まるで、月経カップみたい!


それでは、今日も元気にまいりましょう!





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月経カップ VS 処女膜

  1. 処女膜とは?
  2. 処女膜の消失
  3. 処女とは?
  4. 処女でも月経カップを使えるのか?
  5. 処女膜強靭症
  6. 処女膜閉鎖症
  7. まとめ

処女膜とは?

処女膜は、腟の入口付近に存在する弾力性のある組織です。


女性の腟は、


お母さんのお腹の中にいる時は、膜(まく)によって塞がれています。


ですが、生まれてくる頃には、


膜には自然と穴が開いて、経血の通り道が出来ます


つまり、私たちの言う処女膜は、


かつて膜だった組織の名残であり、もはや膜ではない


のです。


本当に腟の入口に膜が張っていたら、初潮を迎えても、経血が体の外に出てくることが出来ず大変ですよね。


名前から誤解されやすい部位ですが、この点をしっかりおさえておきましょう。

処女膜の消失




上に挙げた画像は、処女膜の形です。


・白い部分→生後に空いた穴
・緑の斜線部分→膜の名残


このように、人によって穴の開き方は様々で、小さめの穴が開いている場合もあれば、大きめの穴が開いている場合もあります。


レアケースですが、右の3つのような形もあります。


ただ、どの処女膜にも共通しているのは、


比較的もろい組織であるということです。


自転車や乗馬、タンポンの使用、指の挿入などで、処女膜はこすれたり、ちぎれたりして、


どんどん消失していきます(処女膜が柔らかい人は伸びるだけで破れないらしい)


消失の具合は人それぞれで、はじめて月経カップを使う時点で、処女膜を完全に喪失している人もいるでしょうし、まだ残っている人もいます。


日常生活を送っている中で、


処女膜がすり減るのは、決して、異常なことではありません


つまり、


月経カップを使うことで処女膜を傷つけることはある、
でも元から破れてるし、
日常生活でもすり減るから気にしなくてOK



ということです。

処女とは?

処女膜の性質がわかったところで、


改めて「処女」とは何でしょうか?


言われてみると、なかなか難しいですよね。


「膜に穴が空いて、処女卒業!」


であれば、こんなにわかりやすい話はないのですが、処女膜は「完全な膜」ではないので、なにをもって処女とするのでしょう。


実は「処女」の定義は、


「国、地域、宗教、民族」などによって、


もっと言うと「個人」によって大きく異なります。


ただ、日本での処女の一般的な定義は


「男性器を腟に挿入した経験がないこと」のようです。


タンポンを使っていようと、


月経カップを使っていようと、


ラブグッズを愛用してようと、


レズビアンでパートナーがいて行為をしてようと、


男性器を挿入したことがなければ、処女であるということです。


ですので、「月経カップを使うと、処女じゃなくなるのか?」の問いには、


「一般的には誤解だけど、
その人の考え方次第」


というのがベストアンサーな気がします。


ここからは余談ですが、


周りのクラスメイトが初体験できゃーきゃーし始める頃から、


「処女が大事」とか「処女が魅力」とか「処女卒業」とかいう日本語を、妖子は理解することが出来ませんでした。


「あんなのただの穴じゃん」


と考える、かわいくない子供だったのです笑。


でも、今となっては、かわいくない幼い妖子の考えは、あながち間違ってなかったのではと思います。


「処女」という概念は、人間の都合で生まれたもので、
令和になった今でも、医学的定義はありません。



時代が変わって、いろいろな概念や価値観が変わっていくのに、「処女」は今でも、おかしな都市伝説の標的になり、奇妙に拝められています。


私にとって、とても、とても不思議なことです。



「処女の定義」を深堀りすると、ここでは解説しきれなくなるので、興味がある人はぜひ検索してみてください。

処女でも月経カップを使えるのか?

ここでの処女の定義は、


「男性器を、腟に挿入した経験がない」としておきます。


その上で、処女でも月経カップが使えるのでしょうか?


今まで私に相談を寄せてくれた人の中にも、「処女」の人は何人かいらっしゃいましたが、無事デビュー出来ていました。


詳しくは、別記事にて解説していますので、合わせてご覧ください!おすすめの月経カップも紹介しています。



処女膜強靭症

さて、ここからは、処女膜にまつわる病気を、2つシェアします。


処女膜は、靭帯で形成されていて、柔らかく伸びやすいです。


ですが、生まれつき処女膜が通常よりも厚かったり、固かったり、伸びにくかったりする人がいます。


性交の度に、痛みで辛かったり、出血と痛みがあったりする場合は、処女膜強靭症を疑ってみると良いかもしれません。


不安や恐怖など、精神の状態が原因のこともあるようですが、大部分は生まれつきです。


ほとんどの人はこうした病気の存在を知らないため、誰にも言えずに悩んでいるのではないかと思います。


処女膜強靭症は、処女膜切除という、30分前後の手術で対応することが出来ます。


月経カップの利用で、処女膜強靭症に気づいたというケースは、聞いたことがありませんが、可能性はゼロではないので、頭の片隅に留めておくと良いかもしれません。

処女膜閉鎖症

処女膜に穴が空いておらず、腟がふさがっている状態です。


こちらも生まれつきの疾患のため、手術が必要です。


初潮を迎えても、体の外に経血が排出されないため、腟に経血が溜まっていきます。


最終的に、腟 / 子宮 / 卵管が経血でパンパンに膨れ上がるため下腹部が痛くなったり、


また、膀胱 / 腸が圧迫され、排尿障害 / 排便障害が起こったり、いろいろな症状が出てきます。


(見かけの上では)初潮は来ていないのに、定期的に下腹部が痛くなる、などといったサインがあるようですが、


患者が思春期で周りに言えなかったり、症例が少なかったりするため、発見が遅れるケースも少なくないようです。


処女膜強靭症と同様、処女膜を切開して対応します。


こちらは、月経カップとは直接関係ない疾患ですが、知識として是非知っておいてください。


ちなみに、見かけ上の生理が来ておらず、腟内に経血が溜まっていく状態を「月経モリミナ」と言います。

まとめ

・「月経カップを使って処女ではなくなる」は一般的には誤解
・処女の定義は人によって異なる
・処女でも月経カップは使える
・処女膜は生まれた時から破れてる
いかがでしたか?


こんなことだぁれも教えてくれないけれど、無暗に(ハートが)傷つかないためにも、とても大事な知識だと思いませんか?


月経カップを使う過程で、処女膜や処女に注目した皆さんは、とってもラッキー!!!!


都市伝説に振り回されることなく、快適な生理ライフを!!!