失敗しない月経カップの選び方① 6つのポイントをおさえよう!【マニアの妖子】
こんばんは、月経カップアドバイザーの妖子です。
私は2個目の月経カップを購入する時、英語の情報サイトを何日もかけてサーチし、やっと自分にぴったりの月経カップに出会えた過去があります。
そして、現在は、たくさんの人のカップ選びをお手伝いすることで、検索だけでは辿り着けなかったポイントに気づくこともあります。
今日はそんな私が
「月経カップを買う時のチェックポイント」を、
重要度が高い順にご紹介します。
皆で快適な生理ライフを目指すぞぉ!!
私は2個目の月経カップを購入する時、英語の情報サイトを何日もかけてサーチし、やっと自分にぴったりの月経カップに出会えた過去があります。
そして、現在は、たくさんの人のカップ選びをお手伝いすることで、検索だけでは辿り着けなかったポイントに気づくこともあります。
今日はそんな私が
「月経カップを買う時のチェックポイント」を、
重要度が高い順にご紹介します。
皆で快適な生理ライフを目指すぞぉ!!
知らない単語が出てきたら月経カップ用語集でチェック!
★元ネタはこちら★
長さ
月経カップを選ぶ上で、最重要項目のひとつは、
カップの長さです。
ここで言う「カップの長さ」とは、カップ本体の縦の長さ、もしくは、
ステムまで含めた全体の長さのことです。
そして、このカップの長さが関わる体の部位は、膣の入り口から子宮頚部の入り口までの長さです(下図を参照)。
ちなみに、当コミュニティでは、「膣の入り口から子宮頚部の入り口までの長さ」のことを「子宮口の高さ」と表現します。
膣も人間の個性と同じで、1,000人いれば1,000通りあります。そして、身長の高さと子宮口の高さは必ずしも比例しません。
子宮口の高さが5.5cmの場合、
(1)全体の長さが5.5cm未満の場合に装着可能【上図(1)】。
(2)ステムは切ることが出来るので、カップ本体の長さが5.5cm未満であっても装着できる【上図(2)】。
自分の長さに合った月経カップを選ばないと、奥に入りすぎてしまったり、体の外に出てきたり、正確に装着出来ず、トラブルになります。
ちなみに、(1)と(2)だと、容量が多いのは(2)の場合がほとんどです。
「ステムを切る前提でカップを選ぶ」と容量は増えます。これは覚えておくと役立つかもしれませんね。
子宮口の高さの測り方は、別の記事でお伝えします。
多少大きいカップであっても、膣内は柔軟なので伸びます。
ですが、小さいカップに合わせて縮むことはできませんし、大きすぎると痛いことがあります。
つまり、大きすぎず、小さすぎないカップを選ぶのが大事です。
そして、カップの直径は「骨盤底筋の強弱」によって決定します。
正直なところ、最も厄介なのが、この「直径」の項目だと感じます。
なぜかと言うと、確実に正しく測る方法がないからです。
各ブランドのウェブサイトを見ると、カップを選ぶ際の基準として、出産経験や、年齢などが記載されていますよね?
出産が原因で性器周りのコンディションが変化するのは、なんとなく理解できます。
でも、体というのは、出産の有無に関わらず、日々少しずつ変化をしており、一般的なターニングポイントの一つが30歳と言われているのです。
繰り返しになりますが、体は十人十色。出産経験や、年齢などはあくまでも目安で、例外の人もいっぱいいます。
出産経験があっても、ヨガやピラティスなど、ボディメイクをしている人は骨盤底筋が強いかもしれず、30歳未満であっても、くしゃみやジャンプで尿漏れがある人は骨盤底筋が弱い可能性がある、といった具合です。
ここで、直径に関して、私が独自で設定している参考数値を簡単にまとめておきます。
ちなみに、「スーパープラスのタンポンを使っているからといって、直径の大きい月経カップを選ぶのは間違いです。
タンポンの太さと、月経カップの直径は関係ありませんのでご注意ください。
でも、安心してください。長さや直径に比べると固さの選び方は簡単。
一般的な固さを選ぶようにすれば問題ないはずです。
こちらの一覧表にて、固さの数値が2~4のアイテムがオススメです。
「固さ」も、実は奥が深いのですが、別の機会にお話するとします。
いろいろな人の話を聞いていると、「使いやすいカップ」には特徴があります。
それが『形』です。
当コミュニティでは、上記図のように、3種類にカップの形を分類しています。
もっとも初心者さんにやさしいのが、「V字型」と呼ばれるタイプです。
ボール型は原則ローサベさん向けのため、快適に使えるユーザーは限定的です。
よってここでは、初心者向けの視点から、V字型とベル型の違いを2つ紹介します。
ひとつは、「取り出す時のつかみやすさ」です。
カップのお尻だけをズームすると、わかりやすいですよね。
とんがっている方がつまみやすいのは、月経カップを使ったことがない人でも想像しやすいはずです。
もう一つのポイントは、「適度な密閉力」です。
ベル型は、独特のリム形状から、必要以上に密閉してしまい「密閉解除がやりにくい」傾向があります。
逆をいうと、しっかり密閉してくれるので、安心感は絶大ですが、初心者さんに扱いやすいのは、漏れもなく、密閉解除もやりやすいV字型と言えるでしょう。
意外に思われるかもしれませんが、
容量はカップを選ぶ時の重要な要素ではありません。
経血量が平均より多い人(月経過多)でも例外ではないんですよ!
月経カップの容量がご自身の経血量にピッタリでも、
サイズが合わなければ意味がないからです。
形やサイズを優先した結果、希望よりもカップの容量が少ない時は、取り換える頻度を少し多くすることで対応します。
もちろん最善の方法とは呼べませんが、形が合わずに漏れたり、不快な思いをするよりずっと賢明です。
ちなみに「自分の容量がよくわからない!」という人のために、参考画像置いておきます。
※緑が一般的なカップと普通の日用、ピンクが容量最大級カップと多い日用。
こちらの表で特徴をご確認ください!個人的にはシリコーンがオススメです。
それと、色で悩む人も多いと思いますので、オマケとして追記しておきます。
経血による着色が気になる人には、白や淡い色はオススメしません。かと言って、黒のような、血の状態が確認できない濃い色も避けたいところ。
経血は健康を示すひとつのバロメーター。血の状態をしっかり観察できて、なおかつ、着色が気にならない色をオススメします。
ちなみに経血によるカップの着色は、きちんとお手入をしていれば、衛生上は問題がない点も覚えておいてくださいね。
最後になりますが、今回の動画および記事を作成するにあたり、90%の情報をここからもらった!という素晴らしい情報源が存在します。
・月経カップ情報サイト「Put A Cup In It」
・月経カップ情報サイト「MenstrualCupreviews.net」
・月経カップ情報サイト「Period Nirvana」
「誰でも月経カップのプロになれるのではないか?」と思えるくらい、質の高い情報が詰まっています。英語なので、翻訳機能などをうまく使って、利用してみてくださいね。
別の記事では、以上の情報を生かして、実際にどのように私がカップを選んだか、をお話ししています。ぜひご参照ください!
また、「どうしても一人では選べない!」という人のために、私はコンサルもおこなっています。完全無料/カップの売りつけもありません。
気軽にご利用くださいね。
それでは、グッドラック!
カップの長さです。
ここで言う「カップの長さ」とは、カップ本体の縦の長さ、もしくは、
ステムまで含めた全体の長さのことです。
そして、このカップの長さが関わる体の部位は、膣の入り口から子宮頚部の入り口までの長さです(下図を参照)。
ちなみに、当コミュニティでは、「膣の入り口から子宮頚部の入り口までの長さ」のことを「子宮口の高さ」と表現します。
膣も人間の個性と同じで、1,000人いれば1,000通りあります。そして、身長の高さと子宮口の高さは必ずしも比例しません。
子宮口の高さが5.5cmの場合、
(1)全体の長さが5.5cm未満の場合に装着可能【上図(1)】。
(2)ステムは切ることが出来るので、カップ本体の長さが5.5cm未満であっても装着できる【上図(2)】。
自分の長さに合った月経カップを選ばないと、奥に入りすぎてしまったり、体の外に出てきたり、正確に装着出来ず、トラブルになります。
ちなみに、(1)と(2)だと、容量が多いのは(2)の場合がほとんどです。
「ステムを切る前提でカップを選ぶ」と容量は増えます。これは覚えておくと役立つかもしれませんね。
子宮口の高さの測り方は、別の記事でお伝えします。
★ポイント★
ステムの先、もしくはカップのお尻は、膣の入口から1cmくらいのところにあるのが理想。
例)子宮口の高さ70mmであれば、カップ全長の長さは60mmが理想。
ステムの先、もしくはカップのお尻は、膣の入口から1cmくらいのところにあるのが理想。
例)子宮口の高さ70mmであれば、カップ全長の長さは60mmが理想。
★関連動画はこちら★
直径
「長さ」と同じくらい大事なのは「直径」です。多少大きいカップであっても、膣内は柔軟なので伸びます。
ですが、小さいカップに合わせて縮むことはできませんし、大きすぎると痛いことがあります。
つまり、大きすぎず、小さすぎないカップを選ぶのが大事です。
そして、カップの直径は「骨盤底筋の強弱」によって決定します。
正直なところ、最も厄介なのが、この「直径」の項目だと感じます。
なぜかと言うと、確実に正しく測る方法がないからです。
各ブランドのウェブサイトを見ると、カップを選ぶ際の基準として、出産経験や、年齢などが記載されていますよね?
出産が原因で性器周りのコンディションが変化するのは、なんとなく理解できます。
でも、体というのは、出産の有無に関わらず、日々少しずつ変化をしており、一般的なターニングポイントの一つが30歳と言われているのです。
繰り返しになりますが、体は十人十色。出産経験や、年齢などはあくまでも目安で、例外の人もいっぱいいます。
出産経験があっても、ヨガやピラティスなど、ボディメイクをしている人は骨盤底筋が強いかもしれず、30歳未満であっても、くしゃみやジャンプで尿漏れがある人は骨盤底筋が弱い可能性がある、といった具合です。
ここで、直径に関して、私が独自で設定している参考数値を簡単にまとめておきます。
★10代・・・直径40mm前後
★経産婦/尿漏れ・・・直径45mm前後
★そのほか・・・直径43mm前後
★経産婦/尿漏れ・・・直径45mm前後
★そのほか・・・直径43mm前後
ちなみに、「スーパープラスのタンポンを使っているからといって、直径の大きい月経カップを選ぶのは間違いです。
タンポンの太さと、月経カップの直径は関係ありませんのでご注意ください。
固さ
柔らかすぎると、中でうまく開かず、固すぎると、痛みや不快感の原因になります。でも、安心してください。長さや直径に比べると固さの選び方は簡単。
一般的な固さを選ぶようにすれば問題ないはずです。
こちらの一覧表にて、固さの数値が2~4のアイテムがオススメです。
「固さ」も、実は奥が深いのですが、別の機会にお話するとします。
形
2023年に追記をしたポイントです。いろいろな人の話を聞いていると、「使いやすいカップ」には特徴があります。
それが『形』です。
当コミュニティでは、上記図のように、3種類にカップの形を分類しています。
もっとも初心者さんにやさしいのが、「V字型」と呼ばれるタイプです。
ボール型は原則ローサベさん向けのため、快適に使えるユーザーは限定的です。
よってここでは、初心者向けの視点から、V字型とベル型の違いを2つ紹介します。
ひとつは、「取り出す時のつかみやすさ」です。
カップのお尻だけをズームすると、わかりやすいですよね。
とんがっている方がつまみやすいのは、月経カップを使ったことがない人でも想像しやすいはずです。
もう一つのポイントは、「適度な密閉力」です。
ベル型は、独特のリム形状から、必要以上に密閉してしまい「密閉解除がやりにくい」傾向があります。
逆をいうと、しっかり密閉してくれるので、安心感は絶大ですが、初心者さんに扱いやすいのは、漏れもなく、密閉解除もやりやすいV字型と言えるでしょう。
容量
残りの2つの項目は、そこまで神経質になる必要はありません。意外に思われるかもしれませんが、
容量はカップを選ぶ時の重要な要素ではありません。
経血量が平均より多い人(月経過多)でも例外ではないんですよ!
月経カップの容量がご自身の経血量にピッタリでも、
サイズが合わなければ意味がないからです。
形やサイズを優先した結果、希望よりもカップの容量が少ない時は、取り換える頻度を少し多くすることで対応します。
もちろん最善の方法とは呼べませんが、形が合わずに漏れたり、不快な思いをするよりずっと賢明です。
ちなみに「自分の容量がよくわからない!」という人のために、参考画像置いておきます。
※緑が一般的なカップと普通の日用、ピンクが容量最大級カップと多い日用。
素材
月経カップの素材は、主に2種類あり、シリコーンとTPE(熱可塑性エラストマー)と呼ばれる素材です。こちらの表で特徴をご確認ください!個人的にはシリコーンがオススメです。
おまけ+まとめ
月経カップを選ぶ時の要素は、重要な順に並べるとこんな感じです。
★月経カップ選びの優先順位★
長さ > 直径 > 固さ > 形 > 容量 > 素材
・長さ → 子宮口の高さ
・直径 → 骨盤底筋の強さ
・固さ → 平均的な固さ
・形 → V字型
・容量 → 優先順位は低い
・素材 → アレルギーの場合考慮
長さ > 直径 > 固さ > 形 > 容量 > 素材
・長さ → 子宮口の高さ
・直径 → 骨盤底筋の強さ
・固さ → 平均的な固さ
・形 → V字型
・容量 → 優先順位は低い
・素材 → アレルギーの場合考慮
それと、色で悩む人も多いと思いますので、オマケとして追記しておきます。
経血による着色が気になる人には、白や淡い色はオススメしません。かと言って、黒のような、血の状態が確認できない濃い色も避けたいところ。
経血は健康を示すひとつのバロメーター。血の状態をしっかり観察できて、なおかつ、着色が気にならない色をオススメします。
ちなみに経血によるカップの着色は、きちんとお手入をしていれば、衛生上は問題がない点も覚えておいてくださいね。
最後になりますが、今回の動画および記事を作成するにあたり、90%の情報をここからもらった!という素晴らしい情報源が存在します。
・月経カップ情報サイト「Put A Cup In It」
・月経カップ情報サイト「MenstrualCupreviews.net」
・月経カップ情報サイト「Period Nirvana」
「誰でも月経カップのプロになれるのではないか?」と思えるくらい、質の高い情報が詰まっています。英語なので、翻訳機能などをうまく使って、利用してみてくださいね。
別の記事では、以上の情報を生かして、実際にどのように私がカップを選んだか、をお話ししています。ぜひご参照ください!
また、「どうしても一人では選べない!」という人のために、私はコンサルもおこなっています。完全無料/カップの売りつけもありません。
気軽にご利用くださいね。
それでは、グッドラック!
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