【美術展レビュー2】『MUCA展』『宇野亞喜良展』
こんばんは、妖子です。
展示会レビュー企画の第二弾。
今回は、東京の展示期間内にレビューをアップするという、目標が達成できて良かった!
空間のアート感も楽しむならMUCA展、展示の数に圧倒されたいなら宇野亞喜良展。
では、いこう!
MUCA展
MUCAは、
「Museum of Urban and Contemporary Art」の略称。
ドイツ・ミュンヘンにあるアーバンアート美術館。
美術館などに移され、保護されたストリートアート(性質上、保全が難しい)を、アーバンアートと呼ぶ。
東京には、バンクシー、カウズ、シャドウマンなど、美術に疎い私でも、どこかで見たことのある作品が並んでいました。
特に、バンクシーの『シュレッダーのアレ』が見られるのは、東京会場だけ。
六本木一等地の53階で、空間をも贅沢に使ったクールな演出が楽しめます。
ストリート発祥だからなのか、どの作品も強いメッセージ性が特徴的だと感じました。
個人的には、swoonという人の作品が刺さった。
エスニックで、神秘的で、土の匂いがする感じ。
かっこいい展示だったけど、六本木の観覧料はお高い・・・
宇野亞喜良展
本命はこっちだったので、ワクワクしていたが、展示数の多さに驚いた。
決して広くはない展示スペースに、所狭しと作品が並んでいて、密度がすごい。
仕事ごとに、絵のタッチが変わるため、展示されてなかったら、同一人物が描いたと思えないくらいのギャップが、何度も訪れる。
同一人物による作品。撮影:妖子
妖艶で、メランコリックで、たまに、エロティックな女性像のイメージしかなかったので、
キュートな絵本向けイラストや、幼少期の自画像デッサン、風流で力強い武士などなど、その多彩っぷりたるや。
これは、どの展覧会に行っても思うけれど、オリジナルを生で鑑賞するのは、一味違う。
どんなにデジタル化が進んでも、絶対に廃れない価値のひとつだと、改めて思う。
宇野氏の作品は、生で鑑賞すると、アンニュイな雰囲気が、増し増しでとても素敵!
おみやげコーナーも非常に賑わっておりまして、イラスト集を眺めるのも楽しかったです。
終わり!
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